今日は川島織物セルコンのどんすばりを御紹介いたします!
どんすばり・・・あまり聞かれない言葉ですが、古くはヨーロッパの宮殿などの壁の装飾として使われてきました。石造りの建物には優雅な装飾性だけではなく吸音することもあって効果的に使われていたそうです。
国内では主に輸入住宅や結婚式場などで使われていましたが最近ではモダンな使われ方も増えております。
特に薄型テレビ、ホームシアターの普及により音響効果と意匠性のある「どんすばり」が注目されつつあります。
昔の施工方法は壁に中綿を貼って生地で覆い、四方を釘で止めていき釘頭を隠す為にパイピングコードを頭のない釘で固定するという職人技が必要で非常に高価なものでした。
現在の施工方法はカーペットのグリッパー施工とよく似ていて簡易的になっています。
◆まず四方にジョイナーという部材(白い部分です)をタッカーで止めていきます。
◆次にモルトン(中綿)をタッカーで止め、生地は四方に止めたジョイナーの隙間にヘラで押し込みます。
◆生地を張りながらしわを伸ばしながら生地を押し込んで完成です。
写真はオーディオルームのため中綿を2重にして防音性とふくらみのある意匠性を出しております。
お部屋全体だけでなくホームシアタールームのスピーカーの裏側の一面だけ張ってみたり寝室のベッドのヘッドボード側の一面だけ張ってみるのも素敵な空間に変わりますので、ぜひ一度お試しください。