胡蝶蘭の冬対策!保温と保湿で乗り切ろう

胡蝶蘭のハナマツ、担当のイトウです。
とうとう2022年もあと1ヶ月、もうすぐ年末ですね。
年末はクリスマスの準備、大掃除や年賀状とこれから大忙しになってきますね。

年末といえばギフトを贈る季節。お歳暮にも胡蝶蘭は人気のお花です。
しかし、胡蝶蘭は冬が苦手なお花なので贈られた際は注意しておかないと枯れてしまう可能性もあります。

今回は胡蝶蘭が冬を越すために必要な事や注意点を解説します。

胡蝶蘭が冬を越すために必要なこと

雪だるま

 

胡蝶蘭は暖かい場所を好む植物なので、冬は冷気で痛みやすくなります。
部屋の温度調整や換気をしたり置き場所を移すなど、胡蝶蘭が過ごしやすい環境にしてあげましょう。

胡蝶蘭は冬が苦手な植物

胡蝶蘭は熱帯雨林が原産なので気温は15~25度、湿度は60~80%が好ましく、寒さや乾燥が苦手な植物です。
温度と湿度を近い環境にしてあげることで胡蝶蘭も長く開花できます。

昼と夜で胡蝶蘭の位置を変えてあげる

冬は日照時間が短くなりますが、窓から日が差す昼前後の数時間を狙って、窓際に置いて日光浴をさせてあげてください。
ただし直射日光は苦手なのでレースカーテン越しなどが好ましいです。
逆に夜は窓から入る冷気から遠ざけるために部屋の中央に移動させるようにしましょう。

冬の胡蝶蘭にやってはいけないこと!

冬の胡蝶蘭はとてもデリケートで、以下の行為は株にダメージを与えてしまいます。
・必要以上に水や肥料を与えること
・新しい鉢への「植え替え」
上記のことは、秋以降には絶対しないようにしましょう。

 

乾燥も胡蝶蘭の天敵!

観葉植物へお水やり

胡蝶蘭は湿度も確保してあげないといけません。
しかし、胡蝶蘭の保湿に有効なのは水やりではなく「乾燥を防ぐ」ことです。
そのための対策は次のとおりです。

温かい時間帯に葉を潤す

葉の裏表に霧吹きで水分を与えます。
葉についた水滴が鉢周辺の湿度を上げる効果もあります。
1日に何度か葉を潤してあげましょう。

ビニール袋を被せて保湿・保温効果

ビニール袋は保湿・保温にも有効なアイテムだという事をご存知でしょうか。
ビニール袋を被せることで胡蝶蘭全体が覆われ、温度と湿度の確保に役立ちます。
気温が下がる夜など、袋を被せる場合はその口を縛らないようにしましょう。

水やりは必要最低限でOK

保湿を必要としている一方で、冬の胡蝶蘭はほとんど栄養を必要としていません。
根への水やりは必要最低限に留めておかないと、根腐れを起こしたりと逆に働いてしまいます。
冬季の水やりは生育環境にもよりますが、おおよそ2~3週間に1回程度で問題なく、
根元の植え込み材の「水分が無くなった3日後」あたりにコップ半分程度の水を与えるだけで十分です。

 

まとめ

暖かくて湿度が高めな環境を好む胡蝶蘭が冬を越すためには保温と保湿が必要です。
昼と夜で位置を移動してあげたり、部屋の温度調整や葉を潤すなどのお手入れをしてみてください。

 

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