夏に育てる胡蝶蘭の注意点!適した温度・湿度も解説

胡蝶蘭のハナマツ、担当のイトウです。
とうとう本格的な夏がやってまいりました。
夏バテや熱中症に気をつけて、夏を楽しくお過ごしください。

夏バテは人だけでなく植物にも起こりうる症状です。
胡蝶蘭は元々東南アジアの熱帯地域に生息していた植物が先祖なので、夏に強い印象がありますが実際はどうなのでしょうか。

今回は、胡蝶蘭が夏を乗り越えるためのポイントを探ってみましょう。

胡蝶蘭にとって日本の夏は過酷

胡蝶蘭にとって日本の夏は過酷

 

実は胡蝶蘭にとっての日本の夏は暑すぎるため、
日中は外には置かずに室内で管理するようにしましょう。

理想の気温は22度前後

胡蝶蘭は気温が30度以上になると注意が必要です。
エアコンを使用して室温が22度前後であれば胡蝶蘭は過ごしやすくなりますが、室内で過ごす人の体調にも影響をしますので30度未満を意識していただければ概ね問題はありません。

屋外に置く場合は日陰や遮光ネットを使う

室内に置くことができない場合は日陰に移動したり、日陰がない場合は遮光ネットなどを使って直射日光から胡蝶蘭を守ってあげましょう。

また、屋外の気温を下げるには「打ち水」や日光が当たらない状態で「霧吹きで水を葉にかける」のも有効です。
ただし、湿度が高い場所は避け、風通しのいい場所に置きましょう。
熱帯がルーツの胡蝶蘭の生育環境上、湿度は60%あたりが理想と言われています。

 

夏に育てる胡蝶蘭の注意点

夏に育てる胡蝶蘭の注意点

 

ここ数年では猛暑日が珍しくなくなってしまいましたが、胡蝶蘭を含む洋蘭にとって、夏は成長する期間でもあるようです。
しかし、いくつかの注意が必要なので、以下を参考にしてみてください。

普段より水やりは必要

夏は胡蝶蘭も水分をたくさん消費するので、たっぷりと水をあげましょう。鉢の下から水が出るくらいが目安です。
その後は、水苔がしっかり乾くまで水は与えないようにしましょう。
環境にもよりますが、一般的には1~2週間おきにあげればいいようです。

エアコンの風で乾燥してしまう事も

エアコンの効いた快適な室内に胡蝶蘭を置いた場合、エアコンの風が胡蝶蘭に直接当たると乾燥してしまいます。
また、胡蝶蘭が冷えすぎると枯れる原因にもなってしまいますので注意が必要です。

窓辺は直射日光に注意

意外かもしれませんが胡蝶蘭は直射日光が苦手です。
枯れる原因になってしまいますので、室内に置くときでも直射日光は避け、風通しのいい場所で管理しましょう。

 

まとめ

夏に胡蝶蘭を育てる場合、水やりはもちろん室内での温度や湿度の調整も必要です。
また屋外で育てたい場合は、高温になりにくく風通しが良い日陰や、直射日光が当たらないよう遮光ネット等で守るように工夫をしましょう。

 

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