胡蝶蘭の葉に異変があったときの対処法は?症状別に解説

胡蝶蘭のハナマツ、担当のイトウです。
最近はすっかり涼しくなり、秋も本格的になってきました。
今年も残り四分の一なんですね、時間の流れは早いものです。
寒暖差で風邪を引きやすい時期なので、服装にも気をつけたいところです。

温かさを好む胡蝶蘭にもだんだん厳しい季節になってきたので、胡蝶蘭の健康も気になります。
ところで、胡蝶蘭の健康は何に気をつければいいのでしょうか。

実は、胡蝶蘭は「葉」で状態がわかります。
今回は胡蝶蘭の葉に異変があった場合の対処法をご紹介します。

胡蝶蘭の葉はどんな役割?

胡蝶蘭の葉に異変

 

胡蝶蘭を含め、植物の葉には光合成によって「栄養を作り出す」役割があります。
健康と成長に必要な葉の枚数は、大輪なら5~6枚、ミディの場合は3~4枚で十分と言われています。

 

葉は胡蝶蘭の状態を表す目安になる

株に異常がある、どんな病気にかかっているかなど、葉の状態が目安になります。
他の部位と比べ早く症状が現れるので、マメに見ておくと迅速に対処出来ます。

 

健康な胡蝶蘭の葉は深い緑でツヤがある

胡蝶蘭の葉の異変に気づくために、まずは健康な状態を知っておきましょう。

◆ 健康な胡蝶蘭
・葉は根元からキュッと引き締まり、上を向いている
・色はムラがない深い緑
・水分を蓄えてハリとツヤがある

逆に調子が悪い葉は色が薄く、葉が下がり気味になるのが特徴です。

◆ 調子の悪い胡蝶蘭
・葉の形が不揃いで一部が欠けていることもある
・葉の色は全体的に薄く、ツヤやハリもない
・葉が下がり気味になる

 

胡蝶蘭の葉に異変があったときの対処法

胡蝶蘭の葉に異変

胡蝶蘭の葉に異変が見られる場合は対処が必要です。
ここでは症状の例をと対処法をご紹介します。

 

胡蝶蘭の葉が変色している

胡蝶蘭の葉に茶色や黄色の変色が見られる場合は、直射日光による日焼けか寿命が考えられます。

▢ 葉の変色で考えられる原因
・部分的な変色なら直射日光による日焼け
・全体的な変色の場合は葉の寿命

▢ 対処法
・直射日光を避けた場所へ胡蝶蘭を移動する
・部分的な変色なら直火消毒したハサミで切り取る
・寿命による葉の変色の場合は枯れて落ちるのを待つ

寿命による葉の変色は自然な現象なので問題ありません。

 

胡蝶蘭の葉がベタベタする

葉にツヤがなく、触ってみたらベタベタしたり裏側を見てみたら小さく白い斑点がある場合は葉ダニの可能性があります。

▢ 葉がベタベタする原因
・葉ダニの寄生

▢ 対処法
・葉ダニは水に弱く、葉裏に水をかけて駆除(2~3日続ける)

 

胡蝶蘭の葉にしわがある

胡蝶蘭の葉がしわしわになるなど質感に変化があった場合は、根腐れが考えられます。

▢ 葉にしわが出る原因
・水のやり過ぎや通気性の悪さで起こる根腐れ

▢ 対処法
・直火消毒したはさみで傷んで色や質感が変化している根・茎・葉を取り除き植え替え

 

まとめ

胡蝶蘭の葉は株の状態や異変を教えてくれる大切な部分です。
水のやり過ぎは禁物で夏季で週1程度、冬季で2~3週間おきで大丈夫ですが、日々観察をして健康な状態を保ってあげましょう。

 

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