胡蝶蘭の原種は魅力がいっぱい(パート1)

胡蝶蘭のハナマツ、担当のイトウです。

暑さは収まってきましたが、湿気が多いですね。もう10月。今年のハロウィンイベントがどうなるのか勝手に心配していたりします…。

今回は胡蝶蘭の原種の魅力に迫りたいと思います。

原種の特徴は?

私たちが普段お祝いのお花として目にしている胡蝶蘭は品種改良によって誕生した交配種になります。交配の親にあたる胡蝶蘭の原種は現在の胡蝶蘭のイメージをひっくり返すような野生感のある植物です。

多くの着生ランは根が空気にさらされて丸見えになっています。その根の存在感も圧倒されそうになるほど。胡蝶蘭の繊細さとは真逆の野趣あふれる風貌には魅力が溢れています。

胡蝶蘭の学名

胡蝶蘭はあくまで日本での呼び名で、世界共通の呼び名は、学名で「ファレノプシス(Phalaenopsis)」といいます。ギリシャ語の「Phalaina(=蛾)」と、「opsis(=似る)」の2つを合わせた名前なんですね。英名では「モス・オーキッド」、これも「蛾のような欄」という意味になります。

胡蝶蘭という呼び名に「蛾」は違和感があります。それもそのはず、世界の呼び名は「胡蝶蘭の原種」からきていたのですから。イギリスで発見されその姿が蛾のようなイメージだったことからだとされています。

日本に胡蝶蘭が来たときは、いつも私たちが目にする白く美しい胡蝶蘭になります。花びらも原種のように模様はなく、美しく大きな花びらだったことから胡蝶蘭と名付けたそうです。

胡蝶蘭の原種の住処

胡蝶蘭の原種は着生植物というもので、樹木の幹や枝に根を這うように張り付いて生活をしています。種類によっては岩に着生するものもあるとか。

生活する環境は高温多湿の密林ですが湿気がこもってしまうと根が腐ってしまうので、背の高い樹木に着生し風通しのいい場所を好む傾向にあります。

生息しているエリアは熱帯雨林がほとんどですが、季節によって氷点下になるエリアもあるので、原種は様々な条件の環境でも順応して生活していることがこのことからもわかります。


いかがでしたでしょうか。贈り物はぜひ胡蝶蘭のハナマツへ。
ご質問等もお気軽にお問い合わせください。

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