『アキスミンスターカーペットとウィルトンカーペットについて』カーペットの豆知識 VOL.2


法人営業部の植です。前回に引続きカーペットの豆知識VOL.2として、カーペット製造工程についてご紹介します。

いくつかの機械によって種類が別れるのですが、まずは代表的な織物としてアキスミンスターカーペットとウィルトンカーペットについてご案内します。

織物製造工程

アキスミンスターカーペットの織り機は非常に珍しく、国内にも数台しかないありません。イギリスのアキスミンスター地方で発展した織り機で、織り方は【スプール式】と【グリッパー式】の2種類があります。10色以上の多色の柄物カーペットを作るのに適した量産型織り機です。ただし、パイル形状はカットのみです。

グリッパー式アキスミンスター


代表的なグリッパー式は、キャリアと呼ばれる多色のパイル糸をセットしたボックスの中から、グリッパーと呼ばれる糸をつまみ出す装置によって、パイル糸を縦糸・横糸で抑えて織り込みます。そのパイル糸を制御しているのがジャガード装置と呼ばれる柄物カーペットを織る上で重要な装置です(頭脳です)。

スプール式アキスミンスター

ウィルトンカーペット

ウィルトンカーペットも織る工程は同じですが、織り機が違います。ウィルトンカーペットの織り機は、イギリスのウィルトン地方で発展した織り機です。

シングルウイルトンカーペット

ダブルフェイスウィルトンカーペット

 

織り機には【シングルウィルトン】とカットのみの【ダブルフェイスウィルトン】の2種類があります。パイル糸の色数は5色までとなり、アキスミンスターカーペットと比較すると柄表現は不得意です。しかし、コスト面での有利もあり、国内での多色柄物カーペットにおける量産織りではシェアNO.1です。

織り方の特徴ですが、アキスミンスターカーペットと同じジャカード装置を使ってパイル糸のコントロールをします。ウィルトンカーペットとの違いは、パイル糸の出し方です。織り前にある筬(おさ)と呼ばれる抑えと棒状のもので、糸を前に引きずり出してます。


織りカーペットの特徴は、縦糸と横糸が織りなすマジックです。柔軟性と耐久性・ファッション性に優れ、ホテル・会館のロビーから家のリビングに至るまであらゆる用途に適応できます。まさに優等生カーペットですね。                

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