胡蝶蘭のハナマツ、担当のイトウです。
今年のゴールデンウィークによる経済効果は大台の1兆円を超えたそうで、ストレスが発散できた長期の休みになって良かったと思います。コロナの影響が消え去ったもありましたが、今後は旅行業も回復していって欲しいものです。
さて、今回はいつもと違った胡蝶蘭の贈り方をご紹介します。
胡蝶蘭を贈る場合の多くは、開業や開店を始め、就任などのお祝い事です。
でも、この胡蝶蘭という花を「お供え」として贈る場合はどうでなのでしょうか。
白の胡蝶蘭は、実はお供えとしても贈られる場合もあるんです。
今回はお供えとして胡蝶蘭を贈る場合のマナーを解説します。
お供えの基本知識
お供えに飾られるお花の代表は菊です。菊は清潔感があり、雰囲気も良いお花で、花粉も少ないので周囲を汚す心配もしなくて済みます。
また、枯れた際も散らかりにくく、花持ちも良いので葬儀やお墓参りなどで長く使われています。
そもそもお供えをするのはなぜ?
地域の習慣や宗教を問わず、人が亡くなった際はお供物をして弔う習慣があります。
ずっと当たり前のようにやってきたことなので疑問に思いませんでしたが、これには「故人の弔い」と「遺族への労り」の2つの意味が込められているそうです。
お供えのマナーはお悔やみの種類によって違うので、ご遺族に失礼がないようにしましょう。
仏教行事によって贈るお供えは違う
お悔やみにも種類があり、日本は仏教の影響が強く出ているので、仏教の習慣に沿うのが一般的になります。
仏教では故人が仏様になるまで四十九日かかるという教えがあります。
□仏教行事とお供え
お通夜(枕花):白(薄緑)のアレンジメント
お通夜・葬儀(弔花):花環(関西は樒)、スタンド、 アレンジメント(白を基調に黄・紫・薄青)
四十九日:白を基調に黄(クリーム)・薄紫・薄青などのアレンジメント、花束
胡蝶蘭はお供えの花として適切?
お供えに贈る花は、トゲのない白いお花が良いとされます。
お花のトゲはあの世まで届くとされているため、お供えとしては適していません。
胡蝶蘭はトゲもなく、白もあります。
また、花粉も少なく開花の期間が長いお花です。
周囲が花粉で汚れる心配もなく、長期にわたり咲き続けるので、お供えに適しているといえます。
胡蝶蘭の花言葉はお供え向き
胡蝶蘭の花言葉には「幸福が飛んでくる」以外にも「純粋な愛」という意味もあります。
亡くなった方への悲しみを憂い、純粋な気持ちを伝えてくれるのではないでしょうか。
立て札の表記
立て札は、「供 山田太郎」と贈り主のみの名前を記載します。
また、贈り主が法人の場合は「社名」「肩書」「名前」で構成されます。
やってはいけない胡蝶蘭のお供え
ご遺族に対して失礼のないよう、お供えには気を付けましょう。
□赤や紅白の胡蝶蘭は絶対いけません
お悔やみの場は前向きな連想がし難い環境です。
赤は危険やエネルギッシュを連想させますし、紅白はお祝い事に使うカラーなのでお供えには適していません。
故人が好んでいた色以外の場合は「白」を贈るのが賢明でしょう。
□「供花ご辞退」と「ご厚志ご辞退」に注意
斎場の受付や訃報の連絡事項で「供物・供花ご辞退」のご意思が伝えられた場合はお供えの花を送ることができません。
「ご厚志ご辞退」を伝えた場合は香典も渡すことができなくなるので注意しましょう。
お供えを贈るタイミングは?
式の前日には斎場に届くようにしましょう。
また、事前に斎場に連絡をして、供花を置いていただけるかを確認しましょう。
斎場によってはお供えの花を受け付けていただけない場合や、別途料金がかかることもあります。
まとめ
胡蝶蘭はお供えにも適したお花です。
花持ちが良く、花粉が少ないので贈りやすのではないでしょうか。
また、事前に斎場の広さを確認しておくとなお良いです。
斎場の広さに合わせて供花の大きさを配慮することもご遺族への気遣いになります。故人への敬意を込めたお供えになるようにしましょう。
胡蝶蘭をご購入の際はぜひ松装の胡蝶蘭通販・ハナマツへ。
ご質問等もお気軽にお問い合わせください。