胡蝶蘭のハナマツ、担当のイトウです。
今年も梅雨の季節がやってきました。
梅雨の時期に気を付けなければならないもの、それは「カビ」です。
胡蝶蘭は高温多湿を好む植物ですが、根の部分はデリケートで湿っていることを嫌います。
今回は胡蝶蘭にカビが生える原因とその予防をご紹介します。
胡蝶蘭にカビが生える原因
胡蝶蘭にカビが生える主な原因は「水分過多」と「通気性の悪さ」によるものです。
また、胡蝶蘭の鉢に入っているのは土ではなく植え込み材です。
植え込み材も使い続けると痛み始め、カビも生えやすくなってしまいます。
水やりの頻度が多い
水やりの量が多すぎると、根まわりに過剰な水分がある状態が続き、カビの発生原因となります。
通気性が悪い
胡蝶蘭は着生植物なので、原産地では木や岩の表面に根を張って成長します。
そのため、土に根を張る植物に比べ、風通しのいい場所を好みます。
通気性が悪いと、カビだけでなく根腐れを起こす可能性も高くなります。
カビの発生を予防するには
胡蝶蘭のカビ発生の予防方法は、水やりの制限と通気性の確保です。
特に梅雨の時期は水やりは必要最小限にしておきましょう。
水やりを減らし、風通しのいい場所へ置く
胡蝶蘭は一度水を与えたら、鉢内が完全に乾くまで水やりをする必要はありません。
また、風通しの良い場所に置くこともカビの発生への予防として有効です。
鉢内の通気性を改善する
鉢内に通気性が確保されていない場合、雑菌が繁殖しカビが発生する可能性があります。
胡蝶蘭には通気性の良い「素焼き鉢」がおすすめです。
※こちらの記事で胡蝶蘭と鉢の相性についてご紹介しています。
【胡蝶蘭と相性の良い鉢とは?植え替えるタイミングもご紹介】
まとめ
胡蝶蘭は高温多湿を好みますが、根の部分がデリケートなため、カビの発生や根腐れを起こしやすい植物です。
普段から通気性を確保するようにして、水やりは鉢内が完全に乾いてからにしましょう。