インテリア業界 値上げ情報

壁紙業界が7、8年ぶりに値上げを発表しています。
業界的には過去に何度も値上げを実施しているが、値上げ実行はするものの、なかなか値上げした価格が定着しなく、気がつけばまた過去の価格まで下がってしまう。この繰り返しを何度も何度も・・・。
値上げの理由は「原油・ナフサ・電力の価格高騰」によるもの。確かに材料原価、製造コストは完全に高騰している。過去もそうだったが、どうして販売価格は下がってしまうのか? 壁紙製品は上代という定価とは違う価格設定を各メーカーが行っている。その上代に対して掛率で販売されている。
現在流通している主要壁紙の上代は1mあたり1,000円。それも全てのメーカーが同じ1,000円の上代設定がされている。それを掛率で販売しておりどのメーカーもほぼ同じ掛率だから完全に下代化され、どのメーカーの商品も殆ど同じ下代で流通してしまっている。
過去の値上げはこの「下代」を1割り程度の流通間で上げてきた。しかし1割の下代だと吸収する業態があっても不思議では無く、また、現場物件単位で「特値提示」が横行し、特値が通常値となり、そこからまた特値という繰り返しで「値下げ」となる。この繰り返しばかりで値上げしても1~2年で元に戻っている。
しかし今回の値上げで上代設定を1割上げるメーカーが出てきた。壁紙業界第二位の「リリカラ」だ。今までは各メーカーが口裏を合わせたように下代を1割り程度値上げしてきたが、今回はリリカラだけが上代を改定し、他のメーカーが下代改定してきている。
壁紙の見本帳は様々な業態に流通する。言い換えれば見本帳自体の価格(上代)を上げない限り末端まで値上げが浸透しない。それを分かっているが業界トップのサンゲツを初めリリカラ以外のメーカーは敢えて下代のみを改定し末端までの改定はしていない。それはあからさまの値上げが売上低下に繋がることを懸念しての為。
そのリスクを分かっていてリリカラは見本帳での値上げに踏み切った。売上が低迷すること無く値上げが上手くいけばよいのですが、、、、
全メーカーが上代改定を行い末端への値上げを実施して欲しいところです…。
ここまでが壁紙業界の「値上げ ダイジェスト!」です
さてここからが本番です。
松装にとっての販売価格設定はあくまでメーカー上代から割引をして販売して業態です。
上代を改定するメーカー、下代を改定するメーカーなど値上げ方法は変わっても、松装はいつも業界で最安値を追求し皆様のご要望に真剣に取り組んでゆきます。
カーテン、ブラインド、床材も勿論ですが、壁紙のご用命も松装にお申し付け下さい。
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