素材の使われ方

このGWを利用して京都に遊びに行ってきました。
その中のひとつ、平等院鳳凰堂園内にある博物館「平等院鳳翔館」をご紹介します。

この博物館は2001年に造られた建物で、主にコンクリート打ち放しの壁でできています。
通常「コンクリートの壁」と聞いて思い浮かぶのは、表面がツルツルの平坦な壁ですが、
ここはただの打ち放し壁ではなく、型枠の木目が表に現れ「板壁」を感じさせる工夫がされています。
昔ながらの木造建築に調和する、近年になって生まれた新しいの技法の一つだと思います。

今ではポリエステルで簾を表現したロールスクリーンや、和紙風の生地を利用したプリーツスクリーンなど、本来の素材の持ち味とは異なるもので、擬似的に和の雰囲気を創りだす商品をよく目にするようになりました。
今後、どんな素材の使われ方がでてくるのか、一消費者として楽しみです。

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