いつものように昼休みに散歩をしていると、篠木8丁目の交差点で「密蔵院」と書いた小さな看板が目に飛び込んできました。
何だろう? 密? 蔵? 院? 謎めいている・・・
「たぶん秘密にしたいような宝物をしまいこんだ蔵があるお寺か」とも思いつつ、休日にカメラを持って出かけました。
入り口の「総門」には、「天台宗医王山薬師寺密蔵院」とあり、かなり古いお寺のようです。
天台宗のお寺だったんですね。
中へ入ると、少し開けたところに周りの風景とはかけ離れた立派な「多宝塔」がありました。
しかも「国指定重要文化財」となっているではありませんか。
説明を読むと「この塔は室町時代のもので、何回も修理されたが、昔の姿をとどめている。」
「高さ16.5m、天台宗のものではあるが、禅宗様式の入っている珍しいもの」
何故こんなところにこんな重要なものがあるんだろう? 謎めいている・・・
しかし人っ子一人いなくて寂しく、まさに密蔵院的雰囲気か。
人恋しくなり誰かいないかと更に奥の本堂に向かう。
奥のほうから、もの静かに美しい女性が一人そそくさと。
「こんにちは」とあいさつすると、しとやかに「こんにちは」
ここは京都か? 謎めいている・・・
しばらく写真を撮って帰りました。
謎だらけの密蔵院(みつぞういん)
次回、この謎をあきらかにします。