「いちご泥棒」カーテンメーカーごとの特徴

青山ショールームのSです。

先日、サンゲツの品川ショールームに「モリスクロニクルズ」発表の展示会に行って参りました。

サンゲツ「モリス クロニクルズ」

サンゲツ「モリス クロニクルズ」ディスプレイ

「モリス」とはイギリスのデザイナーで作家、詩人でもあるウィリアム・モリス(1834~1896年)のことで、草木や動物をモチーフにした彼のデザインは今もなお愛され続けております。
各メーカーからモリスデザインのコレクションが発売されており、既存の2社に今月から新規2社が加わり、計4社での取り扱いが始まります。

今回はウィリアム・モリスの中でも一番有名なデザイン「いちご泥棒」の各メーカーごとの特徴や違いを簡単に紹介させていただきます。

 

ウィリアム・モリス「いちご泥棒」

マナトレーディング

マナトレーディング ウィリアム・モリス「いちご泥棒」

組成は綿100%で、生地へのプリントにてデザインを表現。
綿のプリントは非常に発色が良くオリジナルのモチーフを一番再現出来ているのでは、と私は思います。
ただし天然素材のため、ご家庭でのお洗濯は出来ないことに加えて日本のカーテンでは主流な「形態安定加工」がかけられません。
カーテンに規則正しいウェーブをご希望の方はご注意ください。

 

川島織物セルコン

川島織物セルコン ウィリアム・モリス「いちご泥棒」

組成はポリエステル100%です。
川島織物セルコンのアッパークラスコレクション「filo」の中に収録されており、無数の糸を駆使した細かいデザインを織物メーカーならではの技術で完全に再現しています。
巾継ぎの縫い目が一番目立たない場所に来るように通常よりも使用生地を増やして製作し、最後は手縫いで仕上げる「filo縫製」を採用しております。高級感が半端ないです。
形態安定加工付きで、ご家庭でお洗濯が可能です。

 

リリカラ

リリカラ ウィリアム・モリス「いちご泥棒」

こちらはカタログ写真にて悪しからずです。
組成はポリエステル100%です。
リリカラの中ではワンランク上の「プライム縫製」という縫製仕様となり、巾継ぎの縫い目はプリーツの一番下(谷の部分)にて入っているので目立ちにくいです。また、形態安定加工も可能です。
新発売のコレクションで、他メーカーよりもお手頃なご案内が可能です。

 

サンゲツ

サンゲツ ウィリアム・モリス「いちご泥棒」

いちご泥棒という同じデザインの中では一番柄が大きいです。
川島織物セルコンのいちご泥棒の高級感とはまた違う光沢のあるデザインとなっており、現代風な色味にアレンジされているように感じます。
年齢の若い方にも好まれそうなテイストです。
リリカラのいちご泥棒と同じく巾継ぎの縫い目は谷の部分に入り目立ちにくく、また一番の特徴はシンボル柄の鳥(つぐみ)が必ずプリーツのてっぺん(山の部分)に来るよう縫製されていて素敵です。

各社のいちご泥棒やウィリアム・モリスのデザインにご関心をいただけましたら、ぜひ青山ショールームへご来店ください。お待ちしております。

 

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