千葉ショールームでは最近William Morris(ウィリアム・モリス)のカーテンが人気です。
ウィリアム・モリスさんは19世紀の工芸家・デザイナーで英国の自然をモチーフにして創作されたパターンによる壁紙やテキスタイルが有名です。
写真や柄を見られると「あー見たことあるかも」と思われる方も多いかと思います。
川島織物セルコンではモリスのデザインを引き継いだサンダーソン社のライセンスのもとデザインを織物として再現して「MORRIS DESIGN STUDIO」のブランド名で発売しています。
千葉ショールーム展示商品の中から人気のデザインをご紹介いたします。
マリーイザベル(FF6772~FF6773)
ウィリアム・モリスの弟子、ジョンヘンリーダールの描いた1890年のデザインです。
主に「アカンサス・クロール(渦を巻くアカンサスの葉)」と美しい花がテーマとなって描かれています。オリジナルファブリックは、オーストリア、アデレードに住む「マリーイザベルという婦人がモリス紹介に刺繍セットを注文し、それを刺繍したファブリックが原型と言われているそうです。
マリーイザベル(FF6772~FF6773)
その他、ブラックラックソーン(FF6691~FF6692)、ゴールデンリリーマイナー(FF6667~FF6669)なども非常に人気です。特にブラックソーンはこのデザインの固定ファンがいるようですね。
ブラックラックソーン(FF6691~FF6692)
私も昨年、川島織物セルコンで開催されたセミナーに参加させていただきウィリアム・モリスのデザインにとても関心を持ちました。
すべてのデザインにビハインドストーリーがあり、それを知っていくとただ単に品番で呼ぶよりも「マリーイザベル」「ラーモ」などデザインで呼ぶことが当たり前となり愛着も湧くのではないでしょうか。
いつの時代も「自然」を愛し、「自然」に囲まれると気持ちが落ちつくということは変わらないからこそ、ウィリアム・モリスが愛され続けているのだと思います。
また、ウィリアム・モリスのデザインと川島織物セルコンの織の技術が融合されたからこそ日本でこのカーテンが愛されているのではないかと思います。英国のデザイン×日本の技術のコラボですね。
壁紙や文具などとカーテンにした際のイメージも全く違うので比較されるのも面白いかもしれません。
そういえば、我が家のこたつカバーもサンダーソン社のものでした。英国のデザイン×日本の冬の必需品のコラボですね。
もうすぐ春、植物が花開く季節です。ウィリアム・モリスの展示も増やしていきますので、是非一度ショールームにてご覧ください。
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