突いてみないと分からない

先週、十数年前に一度だけ行ったビリヤード場に行きました。
その時は地区大会出場の為、友人の車に同乗して行きましたが、今回はぶらりと一人でいきました。
このお店が移転するらしいとの噂を聞いて何故か急に行きたくなりました。

いつものお店とは違い、知らない人ばかりだろうと思い不安もありましたがドアを開けると、顔見知りが何人もいてホッとしました。
昔話をしながら3時間ほど玉を突いて帰りました。

私がやってるビリヤードは自分の突いたボールを3回以上 クッションに入れて他のボールに当てる「スリークッション」 という競技です。
この競技はポケットビリヤードにあるセーフティ (得点の意思がなく相手を困らせるショット)が禁止されています。

お店の人に相手突きしてもらっていた時、下の図のような配置が回ってきました。
そこで私は「無いかも知れませんが突きます」と言って図のようなラインをイメージして突きました。

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この時、お店の人が興味深い話をしてくれました。
ある時、スリークッションのゲーム(ショット)を見ながら先生(プロ)に「今のショットは無い玉取りですよね」と尋ねた人がいたそうです。
そのとき先生(プロ)は

「有るか無いかは突いてみないと分からない」

と答えたそうです。

何か心の琴線に触れたような気がしました。

「信じる者は救われる」という見方もありますし、分からないことに立ち向かう姿勢とも考えられます。

ビリヤードではボールを狙った厚みに当てることが極めて重要ですが確実な方法はありません。
あくまでも自分の感覚でやってみるしかないのです。

これもビリヤードの魅力の一つだと思います。

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