床にはカーペット

夜や早朝、布団を掛けずに寝ていると寒く感じる季節になってきました。
甲府地方気象台は11日、富士山の初冠雪を観測しました。平年(9月30日)より11日遅い、昨年(10月16日)より5日早い観測です。

熊が人里まで食料を探しにやって来て、人間との間でトラブルが多発しています。
これも冬に向け、熊が準備を始めているからでしょう。

みなさん冬の準備はいかがですか?
最近の住宅ではフローリングが当たり前のようになっています。
でもちょっと冷たいのがこの時期の欠点。かといって、急に床暖房設備を整えるのも難しいですね。

そこで最も手軽に役立つのがカーペットです。

もし押入れにしまいっぱなしなら….

少し固めに絞った布で表面を拭き、比較的好天の多いこの時期に5~6時間天日干しをし、軽く叩いた後、掃除機を1m²約30秒の割合で、パイルが立ち上がるようにゆっくりと移動しながらかけてあげてください。

最近ではパイルの長いシャギー調でも遊び毛がほとんどないものや、防ダニ・抗菌処理をしたものも多く出ています。

しかし、カーペットの良さを引きたたせ快適な冬を過ごすためにも、敷き始め・片付けの際にお手入れを怠ることがないようにお薦めします。

それでは、床のカーペットについて楽しく暖かい冬にするための準備を始めましょう。

◆カーペットのメンテナンス◆
ワンポイントレッスン! <上手なスポットクリーニング>

通常のカーペットのメンテナンスは掃除機によるゴミのバキュームにて行いますが、全面的な汚れより、部分的な汚れ<シミ>の方が目立ち、気になるのではないでしょうか?

カーペットのシミは大きく分けると水性シミ油性シミに分けられます。
使いやすいシミとり剤で、なるべくやさしく、失敗が少なく応用範囲の広いシミとり方法をご紹介します。
シミの判定法 ~このシミは水性?油性?~

まず、簡単に取れる汚れはヘラなどで取っておきます。

丸めたティッシュペーパーに水を少量にじませたものでシミを軽く押さえて、紙に汚れがついてきたら水性シミです。

また同じくティッシュペーパーにベンジンを少量にじませたものでシミを押さえて、紙に汚れがついてきたら油性シミです。
(どちらも判断できなかった場合は油性シミと判断します。)

◆水溶性のシミの取り方◆

~コーヒー、紅茶、茶類の場合~
こぼしたところにぬるま湯をそそぎ、吸い取ってください。その後は乾いたタオルで、ていねいに拭きあげてください

~醤油、ソースの場合~
布かティッシュペーパーで出来るだけ吸い取り、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。

~チョコレートの場合~
布かティッシュペーパーで拭いてから、ベンジンでたたき、さらに洗剤で叩き出してください。

◆油溶性のシミの取り方◆

~マジックの場合~
シンナーで拭き2%中性洗剤で拭き取ってください。

~クレヨン、靴墨の場合~
マニキュアの除光液かシンナーで拭き取ってください。ひどい汚れは、アルコールを歯ブラシにつけたたくようにして取り、その後ぬるま湯で拭いてください。

さらにワンポイント!

◆使った洗剤はしっかり除去!◆

使用した洗剤分が表面に残ったままだと、せっかくきれいになったカーペットが後になって、シミ抜きをする前よりさらに汚れてしまう場合があります。
洗剤を含んだカーペットが、靴裏に対して恰好の汚れ落としの役割を果たしてしまうのです。

クリーニング用語でこれを<残留洗剤>と言います。
洗剤を使用した後は、必ず最後にきれいな水で絞ったタオル等で洗剤分を充分に拭き取ることを付け加えてご理解ください。

いかがでしたでしょうか。
冬の準備のお役に立てたら幸いです。

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